抗原検査キットの廃棄方法を解説〜一般家庭・事業所での廃棄、全ケース対応
新型コロナウイルスやインフルエンザに感染しているかを確認できる抗原検査は、キットが手に入りやすく結果も早く出ることからよく利用されています。
この抗原検査キットの廃棄方法については、ウイルス感染を防ぐため注意深く行う必要があり、ケースによって適切な廃棄方法が異なります。それぞれのケースごとの処分方法を解説していますので、確認の上、安全に処分してください。
検査キットの中身はまとめて廃棄する
抗原検査キットは、製品の種類にもよりますが検査キット本体・希釈液・採血用スポイトなど複数の器具がセットになっていることが多いです。これらの器具は必ずセットで廃棄するようにしましょう。
キットを適切に保管し、ウイルスの予期しない感染元を分散させないようにするためです。
検査キットの器具をひとまとめにしてビニール袋などに入れたら、空気を抜いて口を固く結びましょう。検査キットをまとめた後は、よく手を洗ってください。
4日間〜1週間保管してから廃棄処分する
抗原検査キットは使用した直後ではなく、4日間〜1週間保管した後に廃棄処分します。
簡易キットを使用して抗原検査を実施した後は、検査に使用した唾液・血液・粘膜などにウイルスが付着しています。付着したウイルスは24時間〜72時間ほどの期間生存し、感染力を持つとされています。
検査結果が「陰性」だった場合も、100%正確な結果が出ているとは限らないため、検査結果に関わらずこの保管期間を設けましょう。
そのため保管期間を4日間と定めている自治体が多いですが、中には1週間の保管を促している自治体もあります。所在する自治体のホームページを確認し、指示に従うのが望ましいです。
ケースによって異なる廃棄方法を確認する
抗原検査キットの廃棄方法は、キットの種類と、廃棄の区分によって分かれます。ご自身に当てはまるケースについて廃棄方法を確認して読み進めてください。
自宅/プライベートで検査キットを使用した↓針がないもの→3-1へ針がないもの→3-2へ
会社/事業所で検査キットを使用した↓針がない→3-3へ針がある→3-4へ
3-1/針なし検査キットの一般廃棄
主材料がプラスチックで検査キットの中身に鋭い針が含まれていないものは、保管期間を設けた後、可燃ごみとして廃棄処分することがができます。唾液や粘膜から抗原を検知するタイプの抗原検査キットは主にこの廃棄方法が当てはまるでしょう。
3-2/針あり検査キットの一般廃棄
検査キットの中身に針が含まれているものは、可燃ごみとして捨てることはできません。血液から抗原を採取するタイプの検査キットには採血針が入っていることが多いです。このようなタイプの検査キットは、購入したお店またはメーカーに廃棄方法を問い合わせましょう。
販売元の薬局や製品のメーカーが使用済みの抗原検査キットを回収してくれます。
3-3/針なし検査キットの産業廃棄
会社や事業所で配布された抗体検査キットは産業廃棄物として扱われます。一般家庭から出るゴミとは区別されるので、家庭ゴミと一緒に処分するのは避けましょう。
オフィス・店舗・営業所それぞれの指定収集場所に出します。針のないタイプは可燃ごみ扱いであり、他の可燃ごみと一緒にしても問題ありません。
3-4/針あり検査キットの産業廃棄
針を含む検査キットは可燃ごみとして処分できないので、購入したお店またはメーカーに廃棄方法を問い合わせましょう。
その際、事業関係ゴミ、産業廃棄であるという旨を伝えて、販売元の薬局や製品のメーカーに回収してもらい、適切に廃棄処分してもらいましょう。
廃棄後は手をよく洗う
上で紹介したどの手順で処分する場合でも、廃棄した後は手をよく洗うことが大切です。4日間以上保管していればウイルスはほとんど生存している可能性はありませんが、念の為です。
手順を守って、安全な廃棄を
抗体検査キットは手軽にウイルス感染を確認できる器具ですが、廃棄は注意深く、決められた方法で行わなければなりません。自分自身や周りの人に感染のリスクを招かないよう、この記事を参考にして適切に廃棄処分してほしいと思います。
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