【なんでも質問受付】不用品回収料金の相場を解説!ぼったくりの予防に
不用品回収の計算方法 単品計算方式と積み放題計算方式
不用品を回収してもらうための費用相場っていくらくらいするのかを調査してみました。
不用品の回収料金は不用品をひとつひとつ計算していく方式(単品計算方式)とトラックの大きさで計算する方式(パック計算または積み放題計算方式)の2通りがあります。この記事ではそれぞれの費用相場をわかりやすく解説していきます。
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不用品回収料金の単品計算方式
不用品回収料金の単品計算方式は不用品として回収する品目を一点一点加算していく方式です。「基本料金」+「車両費」+「回収料金」の合計が不用品の回収料金となります。※業者によって車両費が無いなどの違いはあります。
不用品回収料金の単品計算方式の相場
基本料金
2,000円~4,000円(3,000円の不用品回収業者が多い)
その他料金
階段費用・建物養生費・解体費・追加作業員費用 など
回収料金
下記の表の品目を合計
品 目 | 回収料金 | |
OA機器 | デスクトップ型パソコン | 0円~3,000円 |
ノート型パソコン | 0円~3,000円 | |
家庭用プリンタ(A4サイズ) | 500円~1,500円 | |
液晶モニタ | 0円~1,500円 | |
CRTモニタ(17型) | 2,500円~3,500円 | |
家電 | 小型冷蔵庫(2ドア) | 5,000円~7,000円 |
大型冷蔵庫(3ドア以上) | 7,000円~12,000円 | |
洗濯機(縦型)ほtぽ | 2,500円~5,000円 | |
洗濯機(ドラム式) | 2,500円~6,000円 | |
扇風機などの小型家電 | 500円~1,500円 | |
小型液晶テレビ(25型未満) | 1,500円~2,500円 | |
大型テレビ(25型以上) | 2,500円~ | |
トースター | 500円~1,000円 | |
電子レンジ | 500円~1,000円 | |
扇風機 | 500円~1,000円 | |
その他小型家電 | 500円~1,000円 | |
家具 | 整理ダンス(3辺の大きさが300cm程度) | 4,000円~6,000円 |
洋タンス(3辺の大きさが360cm程度) | 6,000円~9,000円 | |
本棚(3辺の大きさが300cm程度) | 4,000円~6,000円 | |
テレビ台(3辺の大きさが200cm程度) | 2,500円~4,000円 | |
寝具 | ベッド(シングル~セミダブル)フレーム | 2,000円~5,000円 |
ベッドマット(シングル~セミダブル) | 6,000円~10,000円 | |
布団(シングル~セミダブル) | 1,000円~1,500円 | |
収納 | 衣装ケース | 500円~1,000円 |
雑品 | 段ボール箱 | 1,500円~5,000円 |
不用品回収料金の具体例
不用品回収業者への依頼で最も多いケースを例にとって不用品の回収料金を上記相場をもとに計算してみよう。下記の搬出場所と品目を相場から想定すると総合計 34,000円(税別)あたりが相場と考えられます。
搬出場所・・・アパート2階搬出品目・・・小型液晶テレビ・小型冷蔵庫・縦型自動洗濯機・シングルベッド(マットレス含む)
基本料金
3,000円(税別)
回収料金
合計 24,000円(税別)(内訳)小型液晶テレビ・・・2,000円小型冷蔵庫・・・7,000円縦型自動洗濯機・・・5,000円ベッドフレーム・・・3,000円マットレス・・・7,000円
その他
合計 7,000円(税別)(内訳)2名作業追加費用・・・5,000円階段費用・・・2,000円
不用品回収料金の相場と行政自治体の粗大ごみ回収料金との比較
行政機関においてはテレビ、冷蔵庫、洗濯機は回収してくれないため、ヤマダ電機などの家電量販店に回収を依頼しなければいけなくなるが、これら家電3点の回収費用相場が17,000円前後となります。それ以外を行政機関の粗大ごみ回収に申し込んだ場合の費用が上記具体例のベッドの場合、3,500円程度となります。家電の回収料金と粗大ゴミ回収料金と合わせると20,500円程度と考えられます。上記のことからその差額13,500円程度が行政機関のほうがお得になると考えられます。
不用品回収料金の積み放題計算方式
積み放題またはパック料金とは、基本料金や車両費といった区分けが設定されていない業者が多く、トラックの大きさごとに料金が決められているというシステムになります。
不用品回収料金の積み放題計算方式の相場
ほとんどのケースでは軽トラックか2トントラックでの容積をもとに計算していきます。※各社のホームページで公表されている積み放題料金は「~表示」が多く、実際のところの費用相場は以下に示す相場を目安に考えていきましょう。
トラックサイズ別の不用品回収料金の相場
トラックサイズ | 容積 | 料金相場 |
軽トラック | 2.0~2.5㎥(畳1.5畳×高さ1m程度) | 30,000円~60,000円 |
2トン平トラック | 5㎥(畳3畳×高さ1m程度) | 50,000円~80,000円 |
2トンパネルトラック | 9㎥(畳3畳×高さ1.8m程度) | 80,000円~120,000円 |
相場よりも料金を安く抑える方法
この章では不用品回収料金をケース別に相場より安く抑えるためのコツをまとめてみます。
少なくとも数社から見積もりを取りましょう
不用品の数が多ければ現地確認および見積もりを取りましょう。また、その際に料金を抑える方法があるかどうかの相談をしてみるのも一手です。良心的な不用品回収業者であればいろいろとアドバイスしてくれることもあります。
買取が可能かどうか確認しておきましょう
製造年が3年以内の新しい家電や家具は買取してくれるところもあります。もし該当する商品があれば買取が可能な業者を選びましょう。
当日に追加の不用品が発生しないようにしよう
不用品回収業者においては企業規模に関係なく料金が明確にしていないところも多い。そのため、当日の不用品の追加は、相場よりも高い金額を請求さることもあるので注意が必要です。
繁忙期はできる限り避けましょう
1年のうち最も引越しが多い時期は3月20日~4月10日です。この時期は不用品回収料金の相場が高くなってしまいます。
引越の場合なら引越し業者に相談してみよう
引っ越し業者によって対応はまちまちだが、不用品を回収してくれる業者もあります。相場観としては不用品回収業者よりも安くなることが多くなります。
持ち込み可能なら持ち込んで処分しましょう
代表的なものとしては、自転車は自転車販売店、紙類なら古紙回収業者、鉄製品なら鉄スクラップ業が挙げられます。費用が抑えられるどころか買取してくれる可能性がありますので持ち込みが可能であれば検討してみましょう。
リサイクルショップの有料回収サービスを利用しよう
リサイクルショップでも有料で処分してくれる出張回収サービスを提供している業者があります。例えば、新しい家電などはもちろん買い取ってくれますし、衣装ケースなども無料で引き取ってくれたりするのでケースによっては大幅に料金を抑えることも可能です。
相場よりも料金が高くなってしまうケース
積み放題の不用品回収料金はトラックの大きさと回収物の内容や搬出の状況によって変わります。相場観のズレからトラブルになってしまうことも多いので注意が必要です。
回収物の違いによる相場感のズレ
積み放題といっても不用品の品目によって料金が変わります。
もっとも代表的な例は仕分けが必要とする細かい生活ごみがある場合やがれきや土などの産業廃棄物が含まれるケースです。仕分けコストや処理費用が大きくなってしまうという理由から料金が大きく上がってしまうことがあります。
また、冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル家電、ベッドマットも積み放題料金とは別に請求されることが多く見受けられますので注意が必要となります。
搬出経路による相場観のズレ
搬出経路によっても料金が変わってくる可能性があります。建物によっては5階でエレベーターがないケースやエレベーターに傷を防止するための養生作業を要する場合など、その搬出状況によって作業員の人数が変わってきてしまう場合は相場を大きく上回ってしまう恐れがあります。
みんなの声
実際の経験から不用品回収料金の相場がわかるような声を集めました。
真鍋美穂さんの体験談
引越しするにあたり、冷蔵庫と洗濯機、テレビ、ベッドを処分することになりました。はじめは自治体の粗大ゴミ回収サービスの受付に電話しましたが冷蔵庫と洗濯機は対象外の為、引き受けできないとのことで家電量販店に問合せをしたところ17,000円でした。ベッドは自治体の場合3,000円だったので合計20,000円となりました。不用品回収業者さんに問合せをしたら「全部で軽トラック積み放題で35,000円」ということだったのでお願いすることにしました。
遠藤達也さんの体験談
家具の買い替えのため大型のタンスを処分することになりました。2階の階段ということもあり自力での搬出ができず、不用品回収業者さんに問合せをしました。相場が全く分からず、料金を聞いてびっくり!「基本料金が3000円で2名での階段搬出作業費が9000円、タンスの処分費が7000円で合計が19,000円」自治体だと1,200円なのに…。何社かに電話して、これが相場なんだとわかった。結局、自力でタンスを解体して自治体の粗大ゴミに出すことにしました。
田中裕子さんの体験談
自宅の売却のため、ほとんどの家財道具を処分しないといけなくなりました。不用品回収料金の相場が全く分からなかったので現地にて数社に見積もりしてもらいました。物量が2トントラック2台分、費用が200,000円でした。ほかの業者さんも280,000円と400,000円でした。こんなに料金の開きがあるんだと思ったけど一番安いところにお願いしました。
みんなの質問
不用品回収の相場に関係する質問を集めました。
- 家具の粗大ごみについて自治体と民間の不用品回収の料金相場を教えてほしい。
- 民間のほうが高い。家電なら2~3倍、家具なら5倍~7倍が相場と考えられます。
- 引っ越し業者と不用品回収業者、どちらの料金が安いでしょうか?
- 一概には言えませんが、概ね引っ越し業者のほうが安くなります。少なくとも、引っ越しのついでにできるため人件費コストがかかってきません。そのコスト分が安くなります。
- リサイクルショップの有料回収と不用品回収業者とどちらが安いですか?
- 不用品の内容によります。業者から見た不用品回収コストは主に人件費と処分費になります。不用品の回収業者は一日に何件も効率よく回るため、1件にかかる人件費コストはリサイクルショップよりも安くなるはずです。リサイクルショップの場合は幅広く無料または買取をしてくれるので内容によっては大幅に安く料金を抑えることができます。
まとめ
ここまでご購読いただき誠にありがとうございます。以上の通り、不用品回収料金の計算方法は、単品計算方式と積み放題計算方式と2通りありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。ひとことで申し上げますと、「回収品目でかさばるものが多い場合は単品計算、細かいものが多くてトラックの荷台で隙間なく積むことが可能な状況であれば積み放題」がおすすめになると思います。不用品回収料金の相場を知っておくことは不安の解消やトラブルの防止になります。相場を大きく超える料金を請求する会社も多く見受けられますので業者選びには慎重になってほしいところです。